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電気代の計算式って?電気代の節約方法も4つ紹介

えらぶ家 2020-8-4
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毎月かかる電気代。
照明のON/OFFなどこまめな節電を意識していても、請求書を見たときにあまり金額に変化がないとショックですよね。

電化製品には、一つひとつに消費電力があります。
節電を成功させるなら、電気代を計算しながら生活するのが一番です。
また、電気代をさらに節約するための方法も4つご紹介します。
電力の仕組みを知り、かしこく節電しましょう。

家電ごとの電気代について

電化製品には、それぞれ説明書が付属しています。
そこには「W(ワット)」「kw(キロワット)」「Wh(ワットアワー)」など様々な単位で消費電力が表示されています。

この表示を元にして電気代を計算しましょう。

・Wで表示されている場合⇒ W÷1000×1日の使用時間(h)×1kWhあたりの電力量料金=電気代
・kWで表示されている場合⇒ kW×1日の使用時間(h)×1kWhあたりの電力量料金=電気代
・Whで表示されている場合⇒ Wh÷1000×1kWhあたりの電力量料金=電気代

※hは1時間(hour)の頭文字で、1時間その家電を使用した場合の電力消費量を知ることができます
※kWhは、kWh=Wh÷1000 の計算式で算出することができます

これらの計算式を元にすると、たとえばカレーライスをつくるためには約42.76円の電気代が必要ということがわかります。
IHクッキングヒーターの消費電力を3kw、炊飯器の消費電力量を180kw、1kwhあたりの電力量料金を時間帯に関わらず一律25円として、計算の内訳を紹介します。

• IHクッキングヒーターで具材を5分間炒める
⇒ 3kW×(5分÷60)×25円=6.24円

• 水を加えて15分間煮込む
⇒ 3kW×(15分÷60)×25円=18.75円

• ルウを入れて弱火で10分間煮込む
⇒ 3kW×(10分÷60)×25円=12.49円

• 炊飯器でご飯を炊く
⇒ 180Wh÷1000×25円=4.5円

6.24円+18.75円+12.49円+4.5円=41.98円

カレーライスをつくるために必要な電気代は、トータルで41.98円と計算できました。
これ以外にも、材料費や換気扇をまわすための電力、食材を洗うための水道代など必要な経費はありますが、それらを加味しても外食した場合よりはるかに節約になるのは間違いないでしょう。

電気代を節約するための方法4つ

電気代を節約するためには、他にも様々な方法があります。
家電ごとの電気代を計算するのも大事ですが、「根本」を見直すことも重要ですよ。

電力プランを見直す

先述のカレーライスのケースでは、電力プランは朝晩一律で25.92円として計算しました。
しかし電力プランによっては、昼間が約38円、夜間が約12円など、時間帯やシーズンによって電気代が変動するものもあります。

ご家族が一番電力を使う時間帯はいつですか?
契約したときと今現在のライフスタイルが異なることは少なくありません。
一番電気を使う時間帯を特定して、その時間帯の単価が安いプランを選ぶとお得に節約できるでしょう。
うまくいけば、年間の電気代に1万円以上もの差が出ることも夢ではありませんよ。

契約アンペア数を見直す

電力プランを見直したら、契約アンペア数(契約容量)も確認しましょう。
契約アンペア数は、世帯人数に応じたものに切り替えるのが得策です。
もちろん家電製品の使い方やライフスタイルなどにもよるので一概にはいえませんが、結婚や独立などで世帯人数が減少したら、それだけ契約アンペア数を下げましょう。

単身世帯は20~30A、2人世帯は30~40A、3~4人世帯は40~50A、5人以上の世帯は60Aが目安です。
アンペア数は、電気代の「基本料金」に直結します。
基本料金が下がればそれだけ節約につながるので、定期的に見直すことをおすすめします。

参考記事:電気代節約にアンペアの再考を。太陽光発電や蓄電池設置の場合も解説

電気代を口座振替で支払う

もし電気代をコンビニ振り込みなどで支払っているなら、口座振替にすることで「口座振替割引」が適用されることがあります。
クレジットカードをお持ちなら、クレジットカードで支払うことでポイントを貯められることも。
大幅に節約できるわけではありませんが、チリも積もれば……といえるでしょう。

家電製品を買い替える

モノを大切にするのは良いことですが、旧式の家電は大きな電力が必要になることが少なくありません。

たとえば40~45Lタイプの冷蔵庫の場合、新型のものと旧型のものでは年間5,000円以上の差が出るといわれています。

冷蔵庫やエアコンなどの大型家電は、12~13年が使用年数として推奨されています。これ以上使用すると、反対に電気代がかさむ原因になるのでご注意ください。
最新型では、省エネモードなど便利な機能が搭載されていることが多いので、いっそ新しいものを購入したほうが節約面でも機能面でもお得といえるでしょう。

まとめ

節約を意識するなら、電気代を計算しながら使用するのが一番です。
しかし家にあるたくさんの家電について、いちいち電気代を計算するのは心身共に疲れてしまいますよね……。

そこでおすすめするのが、蓄電池です。
蓄電池なら、安い時間帯に購入した電気を蓄めて使うこともできますし、太陽光発電と組み合わせることでご家庭の電気を自産自消することも可能です。毎月の請求書に頭を抱えることもなくなるかもしれませんよ。

▼節約のために蓄電池を活用したいと検討している方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
電気代節約のための蓄電池活用法!太陽光発電やHEMSとの併用でより効果的に!